前回に続いてプリン体に関するお話しです。
プリン体はビールだけではなく、ほとんどの食品に含まれています。
食品100gあたりで比較すると、レバーが最も多く、魚介類と肉類に比較的多く、植物性食品には少ないようです。
厳密な比較は難しいですが、魚介類や肉類に比べるとビールに含まれるプリン体はかなり少なく、お酒だけでなく魚介類や肉類も痛風の原因になってしまいそうな感じです。
アメリカ人を対象として行われた研究で、代表的な食品群の摂取量と痛風発症との関連を見たものがあります。
これによると、魚介類と肉類の過剰摂取が痛風のリスクを上昇させ、乳製品の摂取が痛風のリスクを下げるという結果でした。
面白いことに、プリン体が多く含まれる野菜に関してはリスクは変わらなかったようです。
どちらにせよ、偏りがない食べ方をすることが大事ということであり、痛風の原因はお酒だけではないということを認識しておく必要がありますね