栄養素と病気の関係

1985年にβ-カロテンの肺癌抑制効果について調べた研究がフィンランドで行われました。

この研究では「サプリメントで」β-カロテンを摂取しており、肺癌を抑制するどころか増やすという結果でした。

一方で、β-カロテンを含むカロテノイドを「通常の食品から」多く摂取している人は少なく摂取している人よりも肺癌の発症率が少なかったという研究結果もあります。

つまり、通常の食品から摂取できる範囲では効果があるが、それを超える量では逆の結果になる可能性があるということです。

ある栄養素がある病気に有効かどうかについてたくさんの論文があると思いますが、結果だけを見て判断せず、どれくらいの量が使用されたのかを確認し、その範囲内で解釈し用いる事が大事という事です

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