朝食抜きと糖尿病リスク

朝食の摂取頻度とその後の糖尿病の発症率を観察した前向き研究があります。

朝食を抜いていた人達に比べて、朝食を毎日摂っていた人達の糖尿病発症率は約4割低くなっていたそうです(相対危険度)。
体重変化を比べてみると、朝食を抜いていた人達は18年間で約2kg余計に体重が増えていました。
同じような結果がいくつかの研究で報告されているようです。

朝食を抜くと太るのですが、「太る」という糖尿病リスクを計算で除外しても朝食を毎日食べる人は約2割程度糖尿病の発症率が低いという結果でした。
これは「セカンドミール効果」により、朝食を抜いた後の昼食や夕食後の血糖値上昇が大きくなったためと考えられます。

早寝、早起きをして、朝食をしっかり食べる。
糖尿病の予防の方法の一つとして、明日からでも始められるものですね。
「あと5分。。。」と言いたいところですが、そのせいで早食いになったり、朝食を抜いてしまうことがないようにしていきましょう

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