オンライン診療の勧め

新型コロナウイルスは、感染拡大とともに人々に不安感も増大させています。
罹患したくなければ、外出しないことを徹底しなければならないでしょう。

でも、生きてゆくためにしなければならないこともあります。
食料品や日用品を買いにいくことや自身の病気の治療を受けにいくことなどです。
人は出歩くなと言われるとかえって出歩きたくなるようなところがあるようです。
飲食店に行けない分、スーパーには以前よりも人が多くいます。
テレビで病院の集団感染や医療従事者の感染の報道が連日報道されているため、 当院の患者さんも電話で薬だけだしてほしいという問い合わせが増えてきました。

厚労省もコロナ感染期間は、電話再診、オンライン受診を推奨しています。
当院では、電話再診よりもできるならオンライン受診を積極的に勧めるようにしています。
患者さんの持っているスマホと当院のタブレットを回線で診療する方法です。
オンライン診療では、相手が確認できかつセキュリティがしっかりしているので安心です。
相対する相手が本当にその人であるか(主医師か、患者さんか)が画面でわかるのはオンライン診療の利点です。

でも高齢者にはスマホを使用していない方も多いので電話再診になります。
電話再診の欠点は相手の確認が困難なことです。
電話再診をかたったオレオレ詐欺が増えるのではないかと危惧しています。
電話再診をかたるオレオレ詐欺にひっかからない方法を教えます。

医療側から電話がかかってきたら、一旦電話を切って自分の方からかかりつけ医に電話をかけなおすことです。
かかりつけ医の再診カードに記入してある電話番号にしっかりかけましょう。
また電話再診の時にクレジットカードの番号を尋ねることや振込先を言ってお金を振り込めということはありません。
身体の状態の話題以外に、お金の話題がでたら詐欺かもと思って用心してください。

皆が困っているときに、それにつけこむような輩の手口にのらないよう注意しましょう。
今日の外来もオンライン診療や電話診療の説明で受け付け事務は大忙しでした。

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