健康寿命、どうやったら延ばせるのか

健康寿命という言葉があることはご存知ですか。
平均寿命とは生まれた時から死ぬまでの年数の平均のことです。
これには、寝たきりで介護を受けて過ごされている方も含まれます。
健康寿命は日常生活において自分で自活できる(自立)期間のことを指しています。
健康寿命は、男性70.42歳、女性73.62歳です。

平均寿命と健康寿命は約10年も差があります。
平均寿命を延ばすより、健康寿命を延ばすことが現代医療の課題です。
それでは健康寿命を損なわせる危険因子にはどんなものがあるでしょうか。

スイス人のスタック医師がこれまで発表された論文から以下の因子が関係すると報告しています。
① 認知機能障害
② うつ
③ 複数疾患の合併
④ 痩せあるいは肥満
⑤ 下肢機能低下
⑥ 社会関係の低下
⑦ 身体活動の低下
⑧ 健康自己評価の低さ
⑨ 喫煙
⑩ 視力障害

さてこれを参考にして私たちは老いに対してどのように対応したらよいのでしょうか。
まず内科疾患そのものが健康寿命を妨げる主原因でないことがわかります。
複数病気を併発した時だけが問題になるようです。

がんのような疾患に罹患した場合は、抑うつ的になり、身体活動低下さらには社会関係性の低下にもつながるかもしれませんね。
運動機能の障害をきたす疾患(腰痛とか膝関節症など)を起こした場合は、下肢機能低下や身体活動低下さらには社会関係性の低下にもつながります。
とくに痩せや肥満が問題になるのは、運動器疾患をおこしやすいからです。
痩せは骨粗鬆症、肥満はヘルニアや膝関節症の原因になります。

視力障害は、老化現象で白内障や緑内障になることでおこります。
確かに人は、視覚に頼り生活しています。
視力低下が起こると生活が不便になり自立生活ができなくなります。
こればかりは、定期的に眼科を受診して眼疾患の早期診断・治療を受けることだと思います。

喫煙は、がんをはじめ慢性閉塞性肺疾患や心疾患の原因となるので最終的には健康寿命低下につながるのですね。
結局、私たちが高齢になるまでにできることは禁煙、痩せや肥満にならないように食事の管理、 そして下肢機能を維持するため運動を習慣化して健康自己評価を高めておくことでしょう。
よく言われていることです。

しかし、人はわかっていることと行動との間にギャップがあります。
すでに症状がでるほど悪くなってから生活習慣を変えるのでは少し遅すぎます。
重い腰を持ち上げて今年から行動にうつしましょう。

40~50代までには、ぜひ自分のライフスタイルを振り返り良い生活習慣を確立したいものです。
そしていつも笑顔で過ごすように自分の心もコントロールしたいものです。

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